Miz.Kのブログ

Twitterに書ききれないことを色々書きます。

さらばキハ181系はまかぜ 前編

決行日 10月30日(11月06日、最終日は取れなかったので)
 

かつての訪問時の記録
2006年3月3日、もうすぐ無くなる餘部鉄橋を見に行きました。
当時はレイルマガジン、鉄道ファン、鉄道ジャーナルの3冊の鉄道誌を読みふけり情報を得ていました。
もうすぐ工事が始まると言うので見に行ったのです。
もうこの鉄橋の大半は解体されてしまい、コンクリート橋に建て替わってしまいました。

特急はまかぜの撮影はやはり必須でした。
1年前に廃止された寝台特急出雲号亡き今、この鉄橋を渡る優等列車はまかぜしかいなくなった為です。

餘部鉄橋目当ての時は特急はまかぜは帰りのおまけに過ぎなかったのですが、まさかすぐ無くなるとは思っても居ませんでした。

2010年10月30日 出発当日

予定表を見る。実は2006年訪問時の行程に若干似ています。

早朝5時30分に家を出発。外はまだ真っ暗の中、坂出駅まで車で行きます。

坂出駅に到着。駅は早朝ながらそこそこの利用者がいます。
6時12分の快速マリンライナー(指定席)で岡山まで行きます。
列車は6時12分、定刻に坂出駅を出発。
15時間14分の旅が始まった。
よく使われるフレーズですが、やはりこのフレーズを超えるものはない物です。

なんと、岡山駅の車庫で緑やくもを見つけました!定期運用無き今、あるという事は代理運用でしょうか。
岡山駅到着後、売店でいろいろものを買い入れて、休憩。
新幹線に乗り換えて姫路駅まで行きます。
8時51分発、こだま726号に乗ります。なんと100系での運用です。引退が近いので狙ってました。

ホームに上がる途中、新登場の「さくら号」の指定席のシートが展示されていました。かなりすわり心地がいいです。

入線して来ました。乗り込みます。

岡山を去っていく。

グリーン車のシートなので、異常に快適です。

シートがずらり。2×2の新幹線では豪華なスペース取り、まさにグリーン車です。自由席だけど。

シートが変わっても通路などは変わってないようです。時の流れを感じます。

洗面台。当時としては最先端のものだろうからか、今でも通用するデザインです。

5号車の自動ドア。フォントが懐かしい感じ。なんともいえないこの感じ。快適に移動しました。電光掲示板でニュースが流れるのもサービスがいいですねえ。
100系を十分に堪能したら、10時44分姫路に到着。

とんがり鼻がかっこいいですね。
姫路で休憩。次はお待ちかねの特急はまかぜに乗ります。
それまでに私は駅構内の本屋で「鉄道ファン」を購入しました。1200円。
見てみたらやはりキハ181系はまかぜが大きく取り上げられています。
しばらくホームで待っていると、人が集まってきました。もうすぐきます!
入線チャイムが鳴り響く。しかしなかなかやつは来ない。・・・おお、ライトの光が見えてきた!姿が見えたら、甲高いディーゼル音を立てて来ました!

来た来たあああっ。

キハ181、ついに姿を現す!
エンジンの音、匂いがええ感じです。

(ディュロロロ・・・と言うような独特の低いディーゼルエンジンの音はかなり響きます)


窓がないスペースが多くあります。そこには機関室があります。
国鉄最強の気動車、キハ181系には
広大な機関室があります!このスペースに500PSエンジンを搭載することで、坂道に強い車両になり、さらに最高時速120キロを達成しているのです。・・・もう40年以上も前の車両ですよ。すごいと思いませんか?

このキハ181系は前記したとおり、非電化区間の特急網の増強に大きく貢献した車両です。
四国ではキハ181のおかげで特急しおかぜ、南風ができたのですから感謝したいです。
ちなみに現在の特急はまかぜの車両はもともと、前乗った伯備線が電化される前、同路線の特急やくもを務めていました。
歴史が深いんですねえ。

コーラを飲みながら雰囲気に浸る。
車内探索にGO!
この特急はまかぜは姫路から播但線の単線非電化区間を通っていきます。軌道が枕木で山道の線路のため、かなり揺れます。
まあ、今ではかなり揺れるといっても昔はこんなもんだったんですけどね。

普通車のシートは、時代の流れにより更新されたものです。キハ185系のものに似ています。
すわり心地はそれなりのものです。ただ酔いやすい人には少しきついかも?

ナンバープレート。
なんか自分が乗ってる号車はなぜかはがされていて、パソコン文字で書かれた番号のシールという、素っ気無いものになってました。

座席番号札のフォントがこれまた時代を感じさせます。
細かいところも、懐かしい感じです。

デッキは更新されていないため、昔のままです。長い歴史が見て取れます。
デッキは冷暖房の効きが薄い、というのも昔ながら。
乗降口はワンステップになっており、折りたたみ戸です。かつてよく採用されたタイプですが今ではすっかり見かけなくなりました。
扉に「自動ドア」と書かれているのも今では当たり前だろ、とツッコミを入れたくなるのですが、そこもかつては優等列車の『自動』ドアの方が特別な存在だったことを伺わせます。

洗面台がありますので見てみました。
洗面台の小窓は開けられます。風が心地よいです。