小松島に行った。
今日は、小松島線(徳島県)の跡地を見に行くために、琴平から列車で出発。
まあ、道中で寄り道でもしながら行きましょう。
11時52分阿波池田行き普通列車は琴平を出発しました。
黒川駅に停車。乗降はありません。ホームのかさ上げ工事が完了していました。新型車両でも土讃線に導入するんでしょうか?
線路が鉄橋に向けて伸びています。
途中の讃岐財田駅に停車。後続特急にこの駅で抜かれますので10分程度停車。
この駅は無人駅ですが、駅の外には大きな木と自動販売機がちゃんとありますので、この停車時間でドリンクを購入。
特急に抜かれた瞬間。たまには普通列車もいいですね。
列車は県境を越えて徳島へ。なんかのキャッチフレーズっぽいな。
香川・徳島県境にある長いトンネル。真っ暗です。
長いトンネルを抜けると・・・そこは雪国!・・・では無く徳島だから。
そして、あの有名な坪尻駅に停車。
スイッチバック式の線路です。
列車は引込み線に入り、進行方向を変えて駅に進入。
スイッチバックは現在ではほとんど見かけなくなりました。
坪尻に到着。ここでは、上り特急列車の行き違いのため7分停車。
なので駅を探索。駅周辺には何もありません。まさに秘境駅。
特急はカーブを高速で通過していきました。
山を下ると、阿波池田に到着。
昼食に、駅食堂・名物のそば。なかなかうまいです。
味が濃すぎず薄すぎず。
ちょうど良い時間帯に特急剣山が入線してきました。
キハ185系の活躍の場。
車内の座席。足置きや中間のアームレストがありませんが、それでも結構乗り心地いいですよ。
キハ185はエンジン音がいいですね。
駅発車時の加速はそれなりに速いです。
「185もこのくらい速いんだぞ!」と言わんばかりの疾走をみせます。
旧列車名の由来である、吉野川に沿って列車は走ります。
洗面台もきれいに保たれています。
国鉄末期ですが折りたたみ戸が採用されている扉。
徳島に到着。牟岐線普通列車に乗車。キハ40がまだまだ現役での活躍。
シートは、なつかしのスタイル。
・・・車内はなつかしの感じ。ですがところどころに落書きが。
何してくれるんだよ!とおもいますが悲しいことに普通列車ではありがち。
中田(ちゅうでん)駅に到着。
今回の目的地です。
かつて、ここから小松島港に線路が伸びていました。小松島線です。全国でもっとも短い路線でした。
でも、私は廃線跡を知らないので、ご年配の男性に聞いてみました。
自分「小松島線の跡地を教えてください。」
その男性「ああ、そこです。昔は線路がずっと伸びていました。現在は遊歩道になっています。」
おー、なるほど!ここを通っていくと色々と発見がありそうです。往復で3キロ近くありますが、探索しましょう。
歩くこと20分・・・。
小松島線記念公園というところがありましたので、そこを見てみました。
SLがありました。保存状態はかなり良いです。
このSLにつながれているオハフ50系客車です。かつて小松島線で走っていたものだそうです。
客車内はこんな感じです。鍵がかかっていては入れませんが中は見えます。良い雰囲気です。
帰り道、ご年配の女性がおられましたので小松島線について話を伺いました。
自分「小松島線のことをご存知ですか」
その女性「はい、知っています。私が子供のころは学生さんや仕事に行く人が結構使っていました。
戦時中は線路に爆弾が落ちたそうです。無くなるときは港近くの住んでる人は不便になったそうですが私はあまり変わりませんでした。」とのことでした。
徳島に戻り、有名な円盤焼きを購入。
これがうまいんですよ。みやげにはおすすめ。
そして、特急剣山、特急南風と乗り継ぎ、琴平に帰りました。