Wonderful Stories of Miz.K

Miz.Kとかいう限界オタク大学生のブログです。

土讃線全線開通60周年列車 霧の土讃線号乗車記

丸亀駅ワーププラザでこのツアーに申し込んだ際にもらった通行証のようなシールを駅員に見せ改札を通る。
土讃線の起点、香川県多度津駅から終点高知県窪川駅までの土讃線全線走破の長い旅が始まります。

ヘッドマークはこの列車オリジナルのものです。

列車案内電光掲示板には「 霧の土讃線 7:20 窪川  」と表示されています。
もう2度と見れない(多分)ものなのでしっかり撮影。

アイランドエクスプレス2が霧の土讃線号の車両です。
キハ185系車両で土讃線を全線走破する…というのはとても貴重な機会ですので、テンションあがります!
列車はゆっくりと多度津駅に到着しました。
列車が止まったら添乗員の方が案内してくれました。
臨時列車なので全席指定席だと思っていたのですが、
「普通車はあまり埋まっていないので自由な席に座ってもいいですよ」とのこと。

初めは中間の席をとりましたがいいことを思いついたのですぐに席を変えました。
その席は・・・一番前!
やったああっ!一番前の「前面展望席」を確保したぞ!!!
一番前の席は運転手と同じ目線で車窓を楽しめる、迫力満点の席です。
遠足でバスの一番前の席をとるような感覚と思っていただければ差し支えないです。

私は特急型のキハ185での運用なので国鉄末期、JR初期を彷彿とさせる力走を期待していました。
ところが臨時列車だから運転停車や列車待ち合わせなどがかなり多いですね。

多度津 発車 7時20分
金蔵寺 運転停車 上り普通列車と行き違い
善通寺 停車 7時25分着、7時45分ごろまで停車 上り快速サンポート、特急南風と行き違い
佃 運転停車 長時間停車 上り特急しまんと・南風と行き違い 下り特急しまんと・南風に抜かれる
小歩危 運転停車 上り南風、普通列車と行き違い
土佐北川 運転停車 上り特急南風と行き違い
土佐大津 運転停車 上り特急南風と行き違い
・・・以下省略・・・

途中から記録するのがだるくなるぐらい多いです。

まあ、それだけ長く列車に乗れるからいいか、記念列車だからね(爆)

列車は琴平までは普通列車にも負けないのんびりとした進み方でしたが、琴平を過ぎると一変!
かつてのキハ185系運用の特急南風のように、スピードを出して大爆走!
まるで蘇ったかのように走り始めました。


前面展望は圧倒的な大パノラマ!デッキや乗務員スペースが簡略化されているので眺めをさえぎるものは何もありません!
現在、黒川駅の鉄橋を通過中。

しばらくして長いトンネルを抜け、徳島県へ突入。

秘境駅」として最近有名になった坪尻駅を通過。

次の箸蔵駅では臨時列車なのにもかかわらず普通列車を待たせて通過。
新型車両の1000系(この線区では)が導入されていますね!
ホームかさ上げした理由はやはり新型車両の導入だったか…。

列車は山を下っていき、日本3大暴れ川、吉野川を鉄橋で渡ります。

鉄橋の橋脚が次々と通り抜けていく感じ、迫力があります。

とても大きい川です。讃岐人の筆者はびっくり。すごい水量だ…。

快進撃を続けた列車ですが次の佃駅で足止めされます。
長時間の運転停車、再び。

ななんと、後続の特急列車に抜かれました!
キハ185も特急型列車…。まあ臨時列車だからしょうがない。(本日2回目)
長時間の停車の後、列車は阿波池田駅に到着。
すると、何十人もの人が乗車したのでとても驚きました。
多度津駅で添乗員の方が「お客さんのほとんどは阿波池田らへんから乗ってくる」といっていましたが、
ここまですごいとは思いませんでした。ガラガラだったグリーン車は一気に満席に。
普通車もとてもにぎやかになっていました。

[:w]
待機線に大歩危ロッコ号の車両が止まっていました。
秋、まさに紅葉の季節です。

さて、阿波池田から乗ってきた人の中で自分の席の後ろに座っていた人が話しかけてきたので、
色々と話していたら話が弾んできました。
鉄道の事にも今回のイベント列車の事にもかなり詳しかったのでびっくりしました。
誰とでも話せるような気のよい方で、車内の雰囲気が盛り上がりました。

私が全面展望の席を確保しましたので、「前来ますか?」と言ったら来てくれました。
その人(以下、隣の人)は高松かららしいですが朝、列車の出発が早かったので、先ほどこの列車が抜かれた特急で阿波池田まで先回りして乗り込んだそうです。
隣の人の話によると、「アイランドエクスプレス2」はカラオケ列車なので、カラオケ車両は毎回好評のようですが、
今回は普通車はあまり埋らなかったので阿波池田駅長が頑張って集客されたようです。
(なので阿波池田駅付近の駅ではこまめに駅に止まり、支払いは列車内で現金払でした)

「霧の土讃線号」の列車名の由来は、今年1月に発表された水田竜子さんの歌「霧の土讃線」が由来です。
この歌はJR土讃線全線開通60周年の歌ということです。
この歌を6月ごろにイベントで披露したら阿波池田駅長は「JR土讃線60周年記念にカラオケ列車を走らせて歌を披露してもらいたい!」とおっしゃったので、今回のツアーが企画されることになったようです。
今回のツアーには水田竜子さんのファンの方も多く参加されているとのこと。


大歩危(おおぼけ)峡、紅葉と川の流れが美しいところを列車は走っていきます。
景色を楽しんでいたら、小歩危駅に運転停車
普通列車とすれ違います。

大歩危駅を過ぎたあたりから、列車はスピードを出し始めました。
土讃線で一番長い大歩危トンネルを抜け高知県に入ります。

しばらく走ると、鉄橋の上にある駅、土佐北川駅に特急列車と行き違いのため運転停車
土讃線の路線変更の際、防災の面、スペースの面から鉄橋の上に駅を置くことになりました。トンネルに挟まれた鉄橋の上にホームがあります。JRでは唯一の鉄橋駅です。

隣の人はトンネルを見たら「ここは土讃線の路線変更でトンネルができた・・・」等々、沿線に関してもとても詳しい!
私も「このカーブは2000系だったら速く通過できそう」という感じで話していきました。

まもなく、土讃線でもっとも標高の高い駅、繁藤駅を通過。
かつてここで「繁藤災害」が起こったことを隣の人は言っていました。私はこの災害は聞いたことはありますが、詳しいことは分かりません。隣の人が少し教えてくれました。駅に止まってあった列車や駅近くの民家ごと土石流により流され、下の川に転落、
数多くの犠牲者を出した天災があったそうです。まだ機関車は土砂に埋まっているとも言われているようです。

この駅から一気に勾配のきつい坂道を駆け下り、2駅後の土佐山田駅で山景色は一変、平野でした。


しばらく進んでいくと高知車両基地が見えてきました。

土佐一宮駅では土佐くろしお鉄道の展望デッキ付車両とすれ違いました。
高知市街地が見えてくると同時に高架区間に入ります。

多度津駅から4時間近くかけて高知駅へ到着。
なんとこの駅から歌手の水田竜子さんが乗車しました!
高知出発後、しばらくしてからミニステージがカラオケ車両で行われるということです。

朝倉駅では特急南風号と交換。この区間では特急は2時間に1本程度しか走らないため、車内は満席に近いことも。

大きな鉄橋を通過。この鉄橋の写真は『四国旅行〜高知編その3』でも通りました。写真もあります。
隣の人の話によるとこの鉄橋は難工事だったそうです。

と、ここで添乗員の方が「まもなく水田竜子さんのミニコンサートを開催します」と言いましたので、
2号車のカラオケ車両へ移って見ます。アイランドエクスプレス2のカラオケ車両はどんなものだろう・・・と思って行ってみると・・。


※一部モザイク加工をしています
こんな感じでした。特急列車のグリーン車に匹敵するかそれ以上の設備です。
リグライニングシート3列+カラオケBOXです。
しばらく待っていると前の車両から水田竜子さんが登場!拍手で迎えられました。
カラオケモニターの前で土讃線全線開通60周年記念曲「霧の土讃線」と新曲の「女の色気はないけれど」を歌っていただきました!
車内の皆さんも自然と手拍子をたたいて盛り上がっていました。
初めて水田竜子さんの歌を聞くのですが、とても歌が上手で聞いていてとても楽しかったです!

その後、「霧の土讃線」を上手く歌うためのミニ歌唱解説もしていただきました。
この歌詞の部分は強く歌うなど、分かりやすく教えていただきました。

ニコンサート終了後、皆さん満足していた様子でした。


席に戻ってみると海が。景色が山ばっかりだった土讃線も、一部区間では太平洋の眺めを楽しむことを出来ます。

12時に近づくころ、車内に添乗員の方から昼食の駅弁が配布されました。
土讃線全線開通60周年弁当だそうです。

ちらし寿司、炊き込みご飯、車海老、煮物、魚など定番ながら豪華な弁当でした。 
量もちょうど良く、味もかなり良かったです。

と、駅弁を食べている途中でまたもや添乗員の方からお知らせが。
「次の影野駅で全線開通60周年を記念した餅投げを行います」との事です。
しかし、残念ながら時間的にお客さんは参加できないのでJRの社員の方が代表で餅を取ってくることになりました。
列車は影野駅に到着。12時ちょうどです。
列車内から駅舎の方向を見てみると・・・。

餅がたくさん投げられていました!地元の人も餅投げに参加していたようで、盛り上がっていました。
社員の人が列車に乗り込み、列車は発車。終点窪川まであと少しです。

影野の人が乗り込み、特産品の販売を行っていました。セットで1000円。
自分も買いたいと思っていましたが、後ろのグリーン車で売り切れてしまったようです(泣)

10分ほどたつと、遂に、列車が窪川駅に到着しました!土讃線全線走破!
終点の窪川駅では『土讃線全線開通60周年記念式典』が開かれました。

会場には多くの人が集まって、式を見物しています。
JR四国社長、しまんと町長、しまんと町議長等の方々が出席!
JR土讃線の全有人駅の駅員11名も全員集結しました!
式はJR四国社長のお言葉のあと、しまんと町長らのあいさつ、水田竜子さんの窪川駅1日駅長への任命、鏡割りとくす球割りと行われました。


くす球が盛大なファンファーレとともに開かれました!
「祝 土讃線全線開通60周年」と書かれていました。会場のセットを縦にした感じです。
その後、ここでも水田竜子さんが歌を披露しました。
会場からアンコールも出て、アンコール決定しました。

式典が終わった直後、時計を見たら列車出発まであと数分!
駆け足で「霧の土讃線」のCD(ご本人のサイン色紙入り)とクラスのみんなへのお土産を購入しました。

列車に乗り込んだ後、水田竜子さんが霧の土讃線号の出発合図を行いました。
出発合図とともに列車は発車しました。
走り去っていく列車に対して、一日駅長水田竜子さんと土讃線の駅長らは列車に対して笑顔で手を振っていました。

窪川駅での時間はとても短かったですが、とても充実していました。

今日もらったものと買ったものをまとめてみると・・・。

・JR土讃線全線開通記念キーホルダー(表に多度津駅、裏には窪川駅の駅のプレートが描かれていました)
・影野産の米を使った今朝作ったばかりの餅
・霧の土讃線のCDとサイン
・クラスのみんなへのおみやげ 四万十せんべい



帰りの列車では車内後ろのスペースでカラオケBOXでお客さんたちの歌を鑑賞。皆さんお上手で聞き甲斐がありました。
中には先ほど教えてもらったテクニックを駆使して「霧の土讃線」を歌われている方も。
帰りも列車はよく駅で止まり、のんびり進んでいました。
添乗員の方がお客さんに冷えたビールはいかがですか、と缶ビールとおつまみを配布しています。
しかし、私は未成年なので当然ながら貰ってはいけません(笑)
そのかわりに、クーラーBOXで買っていたコーラを冷やしてもらいました。
ああ、うめえ!

その後、土佐の陽気につられて列車の中で約1時間熟睡。

帰りの列車では、隣の人や近くの席の人たちといろいろ話しました。
自分の年齢を明かすと皆さんとても驚かれていました!まだこの年?とも言ってくれました(笑)
自分の簡単な自己紹介(生徒会書記であるなど)をすると「だからよく話せるんだねぇ」と褒め言葉もw
いろいろと話が弾み、とても楽しい時間をすごせました。


小歩危駅で下り南風とすれちがい。

しかし、にぎやかだった車内も阿波池田周辺の駅でほとんどのお客さんは降りてしまいました。
自分の席の周りの人たちや隣の人もそうです。

車内は普通車、グリーン車ともにガラガラになりました。

寂しいなあ、と思いながらふと止まった駅の駅名札を見てみると「坪尻」・・・。
つ、坪尻・・・!?
あの坪尻だと!?
チャンスだ!

ということで車掌さんに特別に許可を貰って坪尻駅に止まる列車を撮影させていただきました。
車掌さん、無理言ったのに許可してくださり、ありがとうございます!!!

車掌さんとお客さんは「坪尻にキハ185が止まるのは南風52号を彷彿とさせますね」と話していました。
もう20年近く前の話です。

残りの終点までの時間、しっかり列車でくつろぎ、多度津に到着。

とても充実した1日でした。列車は闇に消えていきました。